|
2010年 07月 27日
17ヶ国目、カザフスタンへ入国。
この国を突っ切った後は中国へ入り、そして日本だそうだ。 日本は九州から入国、陸路で大阪まで行くとのこと。 通訳兼のコーディネーターはジャニーベックさんに代わり、運転手はワレラさんとなった。 寛平ちゃん曰く、ワレラさんの雰囲気はウズベキスタンでお気に入りだったタシケントのおっさんに似ているということだが、私はどちらかというと、トルキンさんとジャニーさんの似てる具合のほうに注目している。 見た目は全く違うが、話し方に抑揚がなく、日本語でわーわー言われてもイライラすることなく冷静に受け答えるをする辺りがとてもよく似ている。 2人とも、日本語がとても上手だ。 アクセントがなくて聞き取り易いだけでなく、語彙も豊富で、美しい敬語を使って話す。 アクセントのないのは、もしかすると、彼らの母国語も平たい感じの発音なのかもしれない。 いずれにしても、聞いていて気持ちの良い話し方の人たちである。 ウズベキスタンのトルキンさんがどうだったかは忘れてしまったが、カザフスタンのジャニーさんは、一度も日本へ行ったことがないそうだ。 地元の大学で勉強し、その後は、日本からのツアー客を相手にしたガイドをやっているとのこと。 2人とも奥さんが日本人というわけでもない。 その状況で、あれだけの整った日本語を話せるようになるには、普通に考えると、ある程度、積極的で、多少しつこいくらいの性格が必要な気もするが、2人とも、いたって静かで控えめである。 時々、日本語に限らずとも、その人にとっての外国語が、上手いには上手いが、聞くに堪えないという人がいる。 そういう人は、得てして、相手の状況を考えずに、自分の練習したい言語で話しかけてくる人である。 そして、一方的に話す場合がほとんどだから、聞き取りがあまり上手でないことが多い。 このような人と話をしていると、こちらの話す内容を理解しようというよりも、自分の分かる範囲でまとめようとするので、言葉に言葉が重なり、ズルズルと引きずられる感覚がある。 トルキンさんやジャニーさんの話が聞いていて気持ちの良いのは、そういう押し付けがましさのないところである。 寛平ちゃんやブーヤンと言葉が重なることがほとんどなく、相手が話しているときには、じっと聞いている。 彼らの性格なのか、この辺りの人々のお国柄なのか。 いずれにしても、この2人は、日本からやってくる観光客やアースマラソンを観ている人たちに対し、ウズベキスタンやカザフスタンへの高感度を高めさせていると思う。
by bp1219
| 2010-07-27 08:58
| ひびのこと
|
ファン申請 |
||