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2010年 01月 05日
10月末から旅行に出、帰ってからものらりくらりと旅行記を書いたり、写真の整理などしていたらば、あっ!という間に年が明けてしまった。
寅到来。 あけましておめでとうございます。 ということで、久方ぶりにアースマラソンのブログを読んでみると、ドイツにいたはずの寛平ちゃん達はトルコを走っていた。 アンカラを知らぬ間に通り過ぎ、その街を見渡せるどこかの城壁から新年の挨拶をしている。 この辺りについては、村上春樹が松村映三いう写真家の人(写真家になるのを見越されていたような名前)と車で周り、雨天炎天というエッセーを書いていて、何度も読み返している。 なので、寛平ちゃん達が通るのを楽しみにしていた。 間に合って良かった。 ブログに載っている写真の背景がダイナミックになっている気がする。 トルコも結構大きいから、まだまだ楽しみが続きそうである。 つい最近まで遊びに来ていた日本テレビの笛吹というアナウンサーの人(アナウンサーになるのを見越されていたような名前)が帰国してしまうと、またしばらく、ブーヤンと2人きりの日々になってしまうなあというある日に、野良が10キロもの距離を付いてきたという記事が載っていた。 牧羊犬のボーダー・コリー風で、2、3メートルの間を取りつつ、寛平ちゃんの走る横を付いてきているようである。 もしかしたら野良ではないのかもしれないが、それだと、単なる興味で10キロも走ってきたというのがさすが犬だということになるし、野良であれば、密着の主な理由は餌だろうが、腹をすかせた中10キロ粘るというのも、さすが犬だということになる。 いずれにせよ、この辺りでは、犬をいじめる人間があまりいないのだろう。 場所によっては、餌欲しさに近寄ってはくるものの、こちらのちょっとした動きにも神経質に反応する犬がいる。 日頃からいじめられている証拠だ。 トルコのどの地域だったかは忘れてしまったが、のんびりとした良い土地柄なのだろう。 そういえば、旅行先(インドのラダック地方)では大量の野良がいた。 観光客は餌をくれると思うのか、宿の近くから延々くっついてきて、とうとう繁華街まで来てしまった犬がいた。 距離にすると、10キロなどということはなかったが、2、3キロはあったと思う。 宿周辺と繁華街では、いなかのねずみととかいのねずみほどに生活環境が違ってくるので、連れて帰ろうとしたのだが、ふとしたすきにどこかへ行ってしまった。 まずいことをしたなと思っていると、翌日、繁華街で私の姿を見つけて飛び出してきた。 早速、連れて帰ろうとするのだが、宿へ引き返す道の途中までくると止まってしまう。 翌日も翌々日も同じことの繰り返しである。 (繁華街を通るたびに、どこからともなく出てくる) 繁華街では、他の野良集団からいじめられたりしているくせに(何度か大声を出しておっぱらってやった)、それでも都会のほうが住みやすいのだろうか? 最後にはこちらもあきらめ、都会の野良になってもらうことにした。 寛平ちゃんのところのコリーはその後どうしたのだろう? 犬だけに、帰る意志があれば、元の場所に戻れるとは思う。 今、ふと思ったが、或いは、犬のほうでも人間から発せられるロンリーな雰囲気に反応して付いてくるというようなこともあるのかもしれない。 寛平ちゃん達は前述した通りだし、私は一人旅だった。 わりと、犬にはそういうところがあると思う。 ちなみに、寛平ちゃん達のところの野良は、寛太郎改め花子と命名された。 オカマみたいだからだそうだ。 いなかのねずみ改めとかいのねずみになった野良はジュレーと名づけた。 その地方でこんにちは、ありがとう、どういたしましてなど全ての意味を含むスーパー挨拶ことばである。 それでは、花子へジュレー。 ジュレーへジュレー。
by bp1219
| 2010-01-05 00:50
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