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2009年 08月 25日
走り始めた途端に足が腫れて病院へ行ったりしているようである。
フランスへ到着したのが17日の月曜で、23日の日曜に走り始めている。 もしかすると私の勘違いかもしれないが、アメリカ大陸へ到着した際には、まずはウォーキングから始め、本格的に走るまでにもう少し時間を取っていたような記憶がある。 大西洋横断は太平洋の時の3分の1くらいの時間であったからとも思うが、10月2日にコペンハーゲンで行われるIOC総会に出席することが(早く走り始めた)大きな理由のような気もする。 もちろん、アースマラソンには、いろいろな人が関係していることであるから、外せないことというのはあるのだろうけれど、総会に間に合わなかったという図を受け入れるくらいの世の中にしたいものだと思う。 足の腫れのほうは、スポーツドクターがたまたまホテルの裏で診療をしており、炎症を抑える薬を処方してもらったり、良いマッサージ師を紹介してもらったりして、回復の方向へ向かっているようである。 今回は、あれほど嫌っていた薬にも頼るほど症状が重かったわけだが、それにしても、歩けないほどに腫れ上がった足が目に見えて回復していく様子は感動に値するものがあると思う。 たぶん、もともと、骨格に歪みがなく怪我をしにくい体型であるとか、マラソンに必要な筋肉をしっかり鍛えてあるとか、理由はいろいろとあるだろうが、その内の一つは、やはり、走り終えた後にきちんとしたケアをしているということだろう。 ジョギングをし終わった後、いきなり立ち止まったり、座り込んだりするのはご法度である。 数十分ウォーキングをしてゆっくりと身体をクールダウンし、それに続いて、まだ筋肉や腱などのやわらかく暖まっているうちに入念なストレッチをし、その後に十分な時間をかけて氷で冷やすことが大切だ。 日常的にマラソンをやる方は実感することだろうと思うが、この3段階ケアは非常に効く。 この辺りのことを丁寧にやっていると、走っている時間よりも、ケアしている時間のほうが長かったりするので、ついつい手を抜きがちになるが、これを怠ると後で痛い目にあうことになる。 中には、そういうことをせずとも、怪我もせず走れる人もいるようだが、普通の人は、ある日、ガッツーンとやられるものである。 私が今参加しているランニング・クラブでは、事あるごとに「マラソンは忍耐力の訓練である」という標語を持ち出すのであるが、怪我をしたら完治するまで走らないとか、そういう意味での忍耐力のことだけではなく、走る前や後に行うケアにかかる時間のことも言っているのかもしれないと、最近思うようになった。 きっと、寛平ちゃん達は、そうしたことには手を抜かずに、毎日丁寧に行っているのだろう。 それはそうと、フランスへ着いて一週間が経過したことになるわけだが、フランス人というのはわりに面白い人種だなという印象を持った。 寛平ちゃんの、(こう言っては何であるが)ひねった内容で笑いを取るのではなく、単に意味のない妙な言葉を繰り返し言うというようなものにスッと反応するところがある。 これは、北米人の笑い方に通じるものがあり、アメリカ大陸横断の際に、道行く人々とかなりの交友を深めたことは個人的に容易に想像できたことであるが、フランス人に通用するかどうかはよく分からなかった。 個人的なこれまでの経験では、フランス人にはかなり親切にしてもらった印象が強いが、一般的には、煙たがれる傾向にあるように思う(ホテルを対象にした調査で、最も扱いにくい観光客として堂々の第一位になっていたことがあった)。 たった一週間の間に、そのようなイメージを一掃するようなシーンが2、3あった。 これから、寛平ちゃん達は、ヨーロッパの国々を通っていくわけだが、きっと、そのようなことが多々起こるのであろう。 そのためにも、足のほうをしっかりと治して欲しいなと思う。 2年半で大阪へ戻るということにはなっているが、アースマラソンは基本的に無期限で行えるものだと思うから、IOC総会に間に合わないとか、一周するのに3年以上かかったとか、そういう結果になっても良いように思う。 それよりは、「寛平ちゃん、今日も走っているなー」という繰り返しの日々がゆっくりと続くような、のんびりした感じの雰囲気にどんどんなっていくといいなと思う。
by bp1219
| 2009-08-25 23:06
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